こんにちは!ピラティススタジオISLANDの水井エリナです!
「姿勢が悪いと太る」と聞くけど
といった方もいるのではないでしょうか?この記事では、姿勢が悪いと太る理由・正しい姿勢のチェック方法・姿勢が悪くなる原因や【タイプ別】正しい姿勢になるエクササイズをご紹介します。
- 姿勢が悪いと太る理由
- 正しい姿勢のチェック方法
- 姿勢が悪くなる原因
- 【タイプ別】正しい姿勢になるエクササイズ
姿勢が悪いと太る理由
なぜ姿勢が悪いと太るのか、その主な理由についてご紹介します。
- 筋肉が衰え代謝が落ちる
- 骨盤が歪み内臓に影響を及ぼす
筋肉が衰え代謝が落ちる
姿勢が悪い状態では、姿勢を支える筋肉が使われないことで筋肉が衰え、基礎代謝が落ちていきます。基礎代謝とは、生命維持のために最低限必要なエネルギーのことです。
基礎代謝が高いとカロリーを消費しやすく、基礎代謝が低いとカロリーを消費しにくくなります。普段の姿勢を意識することで、日常生活に動員される筋肉が増えます。よって、基礎代謝が上がり太りにくい体に近づきます。
骨盤が歪み内臓に影響を及ぼす
骨盤が歪むと、内臓は本来あるべき位置よりも下に下がったり、一部分で圧迫されます。臓器の位置が正しくないことで、本来の機能を果たすことができません。
基礎代謝は1日の消費エネルギーの60%を占めており、さらにその中の58%が内臓代謝です。つまり、内臓の機能が上がることで、基礎代謝を高め太りにくい体が手に入ります。
正しい姿勢のチェック方法
正しい姿勢は、身体を横から見た際に耳・肩・股関節・膝・くるぶしが一直線になっていることが望ましいです。ここからは正しい姿勢のチェック方法をご紹介します。
- 楽な姿勢で立ちます
- 外くるぶしの位置から一直線に線を引きます(写真を撮るとよりわかりやすいです)
- 耳・肩・股関節・膝が上記のからどれだけズレているかを確認します
綺麗な一直線ができれば正しい姿勢です。肩よりも耳たぶが前にあれば猫背姿勢、全体的に前屈みの姿勢や腰の後ろにアーチがある場合は、反り腰の可能性があります。
姿勢が悪くなる原因
姿勢が悪くなる原因はたくさんあります。例えば脚を組む、カバンをいつも同じ肩にかけている、デスクワークが続くなど、日常生活の積み重ねがほとんどです。ここからは姿勢が悪くなる原因について解説します。
日常生活の習慣や癖
姿勢の悪くなる原因の1つに身体にとって悪い動き(癖)の積み重ねがあります。
- PC作業中、腰が丸くなる
- 椅子に座る際に足を組む
- 料理中キッチンに寄りかかってしまう
- 気づくと肩がいつも上がっている
- 片足重心で立つ癖がある
正しい姿勢を意識することが大切です。
運動不足による筋力の低下
運動不足よって筋力が落ち、正しい姿勢を維持できず、身体のバランスが崩れ姿勢が悪くなります。深層部の筋肉(インナーマッスル)を意識することで、正しい姿勢を保つことができます。ピラティスは深層部の筋肉(インナーマッスル)を効果的に鍛えるのに効果的です。
ピラティスとは
ピラティスはエクササイズを通して、本来あるべき身体の状態に整えることで、
- 姿勢改善
- 肩こり・腰痛の解消
- ストレス軽減
といった効果があり、体の不調を改善したいという方にオススメのエクササイズです。ピラティスは、ストレッチや筋力トレーニングが組み合わせられた運動であるため、筋肉の柔軟性や強度を高めることができます。日常生活で使われにくい筋肉を強化し、使いすぎている筋肉の柔軟性を保つことで、姿勢改善の効果が期待できます。
【タイプ別】正しい姿勢になるエクササイズ
ここからは、2つのタイプ別に正しい姿勢になるピラティスのエクササイズをご紹介します。
- 反り腰
- 猫背
反り腰
反り腰とは、骨盤が前方に傾き、腰が反っている状態のことです。反り腰の主な原因は3つあります。
- 腹筋(腹横筋)が使われていない
- お尻の筋肉(大殿筋)が使われていない
- 太ももの前(大腿四頭筋)が使い過ぎている
ここからは、反り腰を解消するエクササイズをご紹介します。
反り腰に効果的なエクササイズ|ハーフロールバック
ハーフロールバックの目的は、「背面の柔軟性を高めながら、腹部の強化をする」ことです。ハーフロールバックのエクササイズを通して、
- 腰背部を緩め、腹筋群の強化をすることで、反り腰の改善が可能
- 腰に負担のかからない動作を習得することで、腰痛の解消や予防
などの嬉しい効果があります。
スタートポジション
- 内くるぶし・膝の間は拳1個分のスペースを開け、膝を立てる
- 両腕は肩の高さで前習え、手のひらは下向き、坐骨の上に背を高くして座る
動作
- お尻を後ろに転がし上体を倒す(動かす量が多い方が、強度が上がります)
- 元に戻る
呼吸
- 息を吸って用意、吐きながらお尻を後ろに転がし上体を倒す
- その場で息を吸って、吐きながら元に戻す
反り腰に効果的なエクササイズ|スパインストレッチ・フォワード
スパインストレッチ・フォワードの目的は、「腰背部のストレッチ」です。ピラティスの種目の中でも比較的ゆっくりと背骨全体を動かせるため、痛みのある方や疲労が溜まっている方に向けてもオススメのエクササイズです。
日常生活で負担のかかっている背骨周りの筋肉を緩めながら、腹横筋を使った動きの習得ができることで、
- 腰痛解消
- お腹の引き締め
の効果が期待できます。
スタートポジション
- 長座で座り、脚は腰幅よりも少し広めに開き、つま先は天井に向ける
- 坐骨の上に背を高くして座ったら、両腕は肩の高さで前習え、手の平は下向き
動作
- 首後ろを長く伸ばしながら、頭を頷き、背骨を上から1本ずつ前方に倒し、両腕は、脚と平行に伸ばし続ける
- お尻の上に背骨1本1本を下から順番に、積み上げるように、体をたて上げる
呼吸
- (1回目)息を吸って準備、吐きながら、首後ろを長く伸ばしながら、頭を頷き、背骨を上から1本ずつ前方に倒す
- 息を吸いながら、背骨を1本ずつ積み上げるように、体をたて上げる
- (2回目以降)吐きながら、首後ろを長く伸ばしながら、頭を頷き、背骨を上から1本ずつ前方に倒す
- 息を吸いながら、背骨を1本ずつ積み上げるように、体をたて上げる
反り腰に効果的なエクササイズ|ショルダーブリッジ
ショルダーブリッジの目的は、「ハムストリングス・大臀筋・内転筋・深層外旋六筋をバランスよく使うこと」です。仰向けに寝て、お尻を持ち上げ、元に戻すという動きの繰り返しですが、正しく行うことで、
- 腹部のインナーマッスルを使うことで、反り腰が改善される
- 日常生活では使われにくい下半身の筋肉の強化によって、下半身の引き締めに効果的
- 正しい動作を動きの中で習得することで、膝や股関節の痛みが解消される
などの嬉しい効果が期待できます。
スタートポジション
- 内くるぶし、膝の間は拳一個分のスペースを開け、膝を立てます
- 仰向けに寝たら、マットと腰の間は手の平一枚分のスペースをあけ、背骨を長く保ちましょう
- 両腕は体の横に置き、手の平は下向きです
動作
- 肩と膝が一直線になる位置まで、お尻を一気に持ち上げます
- 背中のカーブを使いながら、背中の上・真ん中・腰・お尻の順番にマットにつけ、スタートポジションに戻ります。
呼吸
- 息を吸いながら、お尻を一気に持ち上げます
- 息を吐きながら、背骨1本1本をマットに付けながらスタートポジションに戻ります
猫背
猫背とは、背中が丸まって頭が前に出ている状態です。猫背になってしまう主な原因に以下の3つがあります。
- デスクワークやスマホの長時間使用
- 骨盤が倒れている
- 座っている時に脚を組む
ここからは、猫背を解消するエクササイズをご紹介します。
猫背解消に効果的なピラティスのエクササイズ|へッドノッズ
スタートポジション
- 内くるぶし、膝の間は拳一個分のスペースを開け、膝を立てる
- 仰向けに寝たら、マットと腰の間は手の平一枚分のスペースをあけ、背骨を長く保つ
- 両腕は体の横に置き、手のひらは、下向き
動作
- 顎を天井に向けて持ち上げる
- 顎を引いて、スタートポジションに戻る
呼吸
- 息を吸いながら、顎を天井に向けて持ち上げる
- 息を吐きながら、顎を引いて、スタートポジションに戻る
猫背解消に効果的なピラティスのエクササイズ|リブケージアーム
リブケージアームの目的は、「正しい腕の上げ方を習得すること」です。リブケージアームのエクササイズを通して、
- 猫背や肩こり解消に欠かせない僧帽筋下部や前鋸筋の強化が可能
- 関節の動きを理解しながら、肩周りに負担をかけない動きの習得ができる
などの嬉しい効果があります。
スタートポジション
- 内くるぶし、膝の間は拳一個分のスペースを開け、膝を立てます
- 仰向けに寝たら、マットと腰の間は手の平一枚分のスペースをあけ、背骨を長く保ちましょう
- 両腕は天井に向けて前習え、手のひらは向かい合わせです
動作
- 両腕を耳の横まで持ち上げ、万歳です
- 両腕をスタートポジションに戻します
呼吸
- 息を吸って用意、吐きながら両腕を耳の横まで持ち上げ、万歳です
- その場で息を吸って用意、吐きながら両腕をスタートポジションに戻します
猫背解消に効果的なピラティスのエクササイズ|スワン
スワンの目的は、「背中の筋肉を強化しながら、胸部の筋肉を筋肉を伸ばし・緩める」ことです。上体をマットから持ち上げ、元に戻すというシンプルな動きですが、正しく行うことで、
- 猫背を改善し、美しい姿勢を維持できる
- 背中の引き締めと共に、太りにくい身体を手に入れる
- 肩こりや腰痛などの痛みの緩和
などの嬉しい効果が期待できます。
スタートポジション
- うつ伏せになり、両腕は肩の下に付き、脇をしめる
- 脚は腰幅に開き、つま先はまっすぐに伸ばす
- 鼻の頭でバランスを取るように、首の後ろは伸ばす
動作
- 両手でマットを斜め前に押しながら、上体をマットから持ち上げる
- 上体をマットに戻す
呼吸
- 息を吸って、両手でマットを斜め前に押しながら、上体をマットから起こす
- 吐きながら、上体をマットに戻す
日常生活のピラティスを取り入れて正しい姿勢を保つ
この記事では、姿勢が悪いと太る理由
- 筋肉が衰え代謝が落ちる
- 骨盤が歪み内臓に影響を及ぼす
姿勢が悪くなる原因・「猫背」「反り腰」2つのタイプに合わせた正しい姿勢になるピラティスのエクササイズをご紹介しました。
ほんの少し意識するだけで姿勢は改善することができ、正しい姿勢を維持することで身体を引き締めることができます。ぜひ簡単にできるピラティスのエクササイズを継続して正しい姿勢を保ちましょう!
しかし、「正しい動作ができているか不安…」という方もいるでしょう。そんな時は、ピラティススタジオを利用するのも一つの方法です。
ピラティススタジオISLANDは痛みの原因を改善するスタジオです。個々の身体を把握し、根本的な原因分析に欠かせない徹底したヒアリングと痛みの原因を見つけ、身体の仕組みに基づいた改善メニューをご提案させていただきます。
ピラティススタジオISLANDのマンツーマンレッスン
ピラティススタジオISLANDでは「(なぜ)痛みが発症するのか」「(どのように)改善していくのか」「(何を)日常生活で気をつけるのか」を常に説明します。また、お客様とトレーナーが一緒に、痛みの改善を目指すレッスンスタイルです。呼吸法についても丁寧に解説しピラティスの動作の習得もスムーズになります。
ピラティススタジオISLANDグループレッスン
大人数のグループレッスンは、10〜30名のお客様がトレーナーの動きを真似しながら動き続けるレッスンスタイルが一般的です。ピラティススタジオISLANDでは、一人ひとりのお客様に目を向けたい。実感値の得られるレッスンをしてほしい。という思いから、最大6名の少人数で実施します。
ピラティススタジオISLAND 店舗情報
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